2017-06-20

6月20日 Baja tour Day 5 Surf'S UP!

SURF'S UP

波が大きいだろうと期待して、普段はみんなより遅くに起きる(言っても7時ごろだが)私が6時起き。確実に波は大きいと思うのだが霧がものすごく濃くてほとんど何も見えない。コーヒー片手にちずちゃんとチリボールの波をチェックに散歩した。

チリボールも白いスープがコンスタントに来ていて、昨日よりは確実にありそうだけどピークまでは見えない。
霧が薄くなるまで待とうと少し待ったけどなかなか霧が取れない。友子さんが朝早く起きたりしたから雨が降っちゃったのかなと文ちゃんに言われたけどほんとせっかく波があるのにもったいない。あまりに勿体無いので、見えないけどとりあえず出ることにしてみた。
インターンとして下働きに来ている高校生のフリッツと一緒に目の前の海でしばらくのり、でも絶対チリボールの方がいいはずなので一人で霧の中チリボールまで漕いでいった。

ロングライドのチリボール、帰りたいのに沖まで出るとちょうどまた完璧なセットが目の前に来る。ポイントでいくつかのり、元に戻って朝ごはん。
貝とり
スープご飯

ウインド最初弱かったが、夕方になってサイズアップし楽しそう。
満潮で帰って来るのが大変。みんなのチームワークで上がって来る人を先導し、岩に打ち付けられそうになりながら上がって来る人を助ける。みんなで最後はギアを持ちながらキャンプに戻って来るけど、今回の仲間は本当にそういうお互いを見守り姿勢が素晴らしい。、自分が乗り終わっても着替えずにみんなが帰って来るとき助けてあげられるようにウエットを着たまま待機して待ってるのだ。見ていて感動するほど。
今日自分でセスナを操縦してやって着た人が夕方でて、最後の最後mで乗っていたが、もう暗くなりかけて私たちがそろそろ夕食だという頃(つまり8時ごろ)になってカイトラインが何かに絡まったのかカイトトラブルで沖でカイトがくるくる回ってはクラッシュし始めた。あっという間にポイントの沖まで流され、それでもまだ回収して泳ごうとする気配なし。私たちもかなり心配になって着た。というのもここではレスキューはないから。自分のことは自分で守らなくてはならない、もしカイトトラブルが起きたら早め早めに泳いで帰ってこないとオフショアだし、沖から泳いでいくのは大変、その上水はとっても冷たい。キャンプの責任者ジョーイも心配そうだが、結構こういうことをしょっちゅうやっている人らしく、またか、だから夕方遅くまで乗ったら危ないのに、というふうに苛立っていた。確かにそういったリスクマネージメントはこういった助けを求められない(いや助けがあるところでもそうだけれど)っても大事。彼はかなり見えなくなるほど遠くの沖でトラブっている。
なんとか沖でラインを治せたらしく、カイトが上がった。しかしもう暗くてほとんど見えないほど、そして彼はずっと先の方に流されている、これはフィッシュキャンプにさえたどり着かないだろうし、風もかなり弱くなっている。なのに彼は岸に戻ろうとせず、反対に沖に引っ張りこっちに帰ってこようとしていた。キャンプにたまたま来ていたローカルのフィッシャーマンは、これはレスキューが必要だなと判断し、せっかくリラックスしていたのに、目をギョロッとさせながら船を出すために戻っていった。
結局その彼は意地で頑張ってキャンプまで自力で戻って来たが、その頃には周りは完全に真っ暗だった、もしも何かあっても漁船でも見つけられなかっただろう。本当に危ないところだったけれど、当の本人はあまり反省の色もなく、ライトで照らして迎えた私たちにも軽くサンキューと言っただけれ心配かけれすみませんの一言もなし、もしも私の知り合いだったら私は必ず苦言をしたと思う、それが先輩であったとしてもみんなを心配させ他のだから。(もちろん昼間にトラブるのは誰でも仕方のないことだが)
リスクマネージメントは、波乗りやウインドの技術よりも大事なこと、海で遊ばせてもらっている私たちにとって、安全に戻ってくることが一番大切、まして本人が大変なだけならいいけれど、万一何かあったら、周りの人だって本当に一生忘れない嫌な気持ちになってしまう。彼の行動を見て、夕方遅くまで無理やり乗るのは自分で泳いで帰ってこれる自信がある範囲だけにしようとしっかり心にとどめた。
夜はまた楽しい会話と美味しい料理で9時にはみんなオネムモード。明日もきっといい波が残りはずなのでみんなそれぞれ早くにテントに潜り込んだ。




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