2014-02-21

2月21日 悠久の海

今日も何ともいえない美しい海。完全なるグラッシーコンディション。波のサイズは小さくなったけれど、多分ホキパ方面は最高なんじゃないかなあ、と思いながら家から望遠鏡でピアワンを見てみると何キロも離れているというのに、沖にたくさんの鯨の潮吹きが見える(それくらいグラッシーなのだ)モグラたたきみたいにたくさんぽこぽこでたりはいったりしている。
波のところにいくとついつい張り切ってしまって腰を痛めるから今日はゆっくり一人で板の上に立ってるだけにして(治療をしてくれてるかずこさんも漕ぐのはダメだけどバランスボールみたいに立つだけなら良いって言ってたし)海上散歩でもする事にした。ラッキーだったら鯨に遭遇するかもしれないし。

カナハの波を横目で見ながら波の割れてない方角へ。波の中で乗らないようにするのは性格上無理、とにかくブレイクよりも沖に向かった。
今はピークシーズンとはいえ水平線の至る所に黒いオカのようなものが見えたり、潮吹きが見えたり。そんななか透明度の高いきれいな海を漕いでるだけでも幸せな気持ちになってくる。とにかく無理して漕がずに教えてもらった正しい立ち方を意識しながら呼吸法の練習。これはなかなかいいかも。小さいボードででたので漕がずに立ってると結構バランスが難しいのもちょうどいい。

なんて言ってたらすぐ近くからブホット黒い背中があらわれた。やったー!とそっちの方に漕いでいくと今度は反対側からブホー、何頭かいるみたい。
しばらく息をすると少し体を丸めて下の方に潜っていく。しばらくしてまたでてくる、そんな事を続けている。次がどこにでてくるのかなあなんてわくわくしながら立ってるだけで楽しい。
ふと足下の海の色が急に変わったと思って下を見るとなんと巨大な潜水艦のように鯨がボードの真下を通過した。
(こちらは私の足下をくぐった後でてきた様子)
そしてすぐ横でブハっとでてきた。あまりに近くて一瞬びびってしまったがその動きの優雅さにうっとり。小さめの親子だったと思うのだが、その後また向きを変え、私の方に向かってきて周りをぐるっと回った。
  (わたしのまわりをぐるぐる)
興味を示したのか、それともお母さんが子供を守るために牽制したのかどちらかはわからないけれど、遠くに行きそうになってからカメラでビデオが撮れる事を思い出した。
背中しかでて来ないけどブハッという息、臨場感がでてるかな。

 (2党がぴったりくっついて泳いでいるので多分母親と小さな子供)
帰り道何か浮いてると思ったら、びっくり!でもこれ亀の糞なのだ。ずいぶん立派なサイズだったけど。
ボーンヤーズを通って帰って来たら一人スタンドアップを始めたばかりっぽい人が練習していた。なかなか立てなくて座りながら漕いでいたけど、でもこの人のやってる事は正解、人がたくさんいるところにわざわざいかなくてもこうやって回りに危険を感じさせずにいくらでも波に乗る練習ができるのだ。この方が絶対効率がいい。

そんなわけでほんの少しの時間でも水に入ることで、そして鯨のおかげで自然の雄大さを感じることができ、最高の一日になった。
Surf is where you find it. 実際に波に乗れなくても乗ったくらい気分よく一日を過ごすのは、自分次第。
さ、がんばろうっと。

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