2012-05-30

5月30日 cleaning up

引き続き、今日も片付け。
実はマウイを留守にしている間に信じられないことが起こっていた。

普段から家に友達が来て滞在したり、留守の間友達に部屋を借りてもらったりしていたのだが、今回日本に帰るのにどうしても家の留守番が見つからず困っていた。
初めて一般公開のCraiglistというサイトを使って留守番、あるいはルームメイト募集の欄に募集を乗せたら、いろんな人からの問い合わせが来た。いい人もいたけれどあまり長期で借りるのは夏に友人が来たときに困るので私が留守にする間の2ヶ月だけ借りてくれる人を見つけようとしていたのだが、いろんな詐欺まがいの人からのメールやらいたずらメールもたくさん来て、最初は馬鹿正直に返事を一生懸命書いていたけどどんどんいろんなことがばれてきて、こういうサイトはもう絶対使うまいと心に決めたほどひどかった。

さて結局留守の間滞在することになった人も正直言って、なんとなく不安が残る人ではあった。行ってることがちぐはぐだったり、何度も、断ろうとしたのだが、そのたびにいろいろ説得されたり泣かれたりして、プッシュに弱い私としてはうまく断りきれず、それでもなんとなく不安だったので普段はやらないのだが、その人だけは期限が過ぎたら必ず部屋を出ること、家賃は何日までにはらう窓書面にして残してもらった。
結局貸すことが決まった後、私が出発するまでにもすでにいくつか知らなかったことが判明したり、私がいうわけないようなこと(たとえば内にケーブルテレビがあるとか、もう何十年もテレビなんて持ってないのに)を約束したはずだとごねられたり、ここを掃除したからその分お金をくれとか言われてちょっと参っていた。
それでも病的にきれい好きだし(精神的な病気でハンディーキャップでもあることをあとで知らされ、部屋を貸すのを断ろうとしたらハンディーキャップの人間を無碍にするのかと迫られ泣かれたりもした)留守の間だけで 一緒に暮らすわけではないので、まあ、いいか、と思っていた。
それでも何か心に引っかかるところがあったのだろう、オータムに近くに行ったときにはチェックしてくれと頼んでおいた。今まで友達に課してそんなふうに思ったことは一度もないのに。

さて日本にいる間にも何度か彼女からメールが届き、アップダウンの激しい精神不安定さは感じていたが、急にひと時からメールの返事が来なくなってしまった。どうしたのだろうとちょっと心配になってオータムに頼んだところ、オータムからすぐに連絡が来て、あまり喜ばしくないことだけれど、伝えたいことがあるからすぐに電話してくれとのこと。

なんと大家さんにあることないこといろいろいって、私が借りている家を私が借りる権利はない、として自分が住むことを大家さんに説得したそうで、それが決まったとたん、私にもひどい失礼なメールが届いた。
いろいろあったけれど、私もかなりこの人にはだまされていたが、大家さんも私が電話で説明しても信じてはくれず、結局私は家を出て行かなければならないことに。

ひとつ私の大きな間違いは今までやったことはなかったけれど、知らない人に家を貸そうとしたこと。いまひとつ不に落ちないところがあったのだが、そんなひどいことにはならないだろうし、ルスをお願いするわけで一緒に住むわけではないからと思っていたが、オータムも私も想像しうる限りのどんな状況よりもひどい状態になっていることにびっくり。

私の部屋やベッドにあったものでも、ランプ、ブランケット、タオルなどいいものはずべてひっぺがされ彼女の部屋のほうのインテリアになっていた。キッチンのものなどもいいものはそのまま使われ、彼女が必要ないものはビニールなどにずさんにまとめられ私の部屋に投げ込まれていた。すべてをリストすることは出来ないが、そんな調子ですべてが完全にプライバシーの侵害というか、家がのっとられた状態で、その上すぐに出ないと家賃を請求するという。

あまりのショックで頭がぐるぐる回り感じだったが、ありがたいことにオータムが事前に警告してくれていたのである程度の覚悟は出来ていたし、オータムが私以上にカッカときていて妊婦の健康上良くないと私もこれ以上物事を荒立てないようにできたのが救いだったかも。
人の悪口をいいたくはないけれど、こんな人に出会ったのはまるで初めてだったしこんな人が存在することさえ信じられなかったが、たぶんある意味病気であるのだろう、やってることに罪の意識がほとんどなく(わけではないと思うが表面的にはそう見える)話すこともそのたびに変わるので、話し合いなど成り立たないため、自分がバッドにならないようにするためには一日でも早く、彼女にかかわらずに済む状態まで持っていくしかないことがわかった。
怒るだけ無駄、言い争っても埒が明かないのなら、できるだけ早く自分がハッピーになれる場所まで自分を移動させるしかない。

と同時に、普段自分がいかにストレスを感じさせない、親切でポジティブで正直な人たちばかりに囲まれているか、を実感。困ったときにすぐにでも助けを差し伸べてくれた友人たちにも本当に感謝。所有物や家は単なるマテリアル。でもこういう親切や友情は本当の宝物。それがあれば私は大丈夫だ、って強がりでなく本気で思えたのがうれしかった。

というわけで引っ越す予定もなかった大荷物を少しずつ整理しているが、まあ溜め込んだものの多いこと!これはある意味いい教訓かもしれない。これだけのものを手放してもきっと何も困ることはないだろう、どうしても手放したくないものはと感がたら、海のギアと本たちだけだった。
シンプルに行きたいと思っていたけど、なかなかふん切れなかったのが、一気にすっきりするかも。

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