2012-05-11

5月11日 スタンドアップパドルレッスン


 (今日レッスンを受けてくれた方々とランチ、スタンドアップ談義で盛り上がりまくり)

今日は午前中名古屋から来ている直樹君と一緒にパドリング。レッスンをするなんてとてもじゃないけどおこがましい気分になる暗い直樹君は上級のパドラー。去年は新舞子のレースで世界のトモとこ村林プロに続いて2位だったというのを聞いて、ビビッてしまった。
でも一緒に乗ってみるとまだまだ改善できるところがありそうだった。私よりきっとパドルは早いと思うけど、私が教えてもらった正しい漕ぎ方や大会におけるテクニックなどをいろいろ伝えることで次に何かの大会に出たときにその変化を感じてもらえればいいなと思って。

最初に海に漕ぎ出した瞬間から、パドルのフォームは直すところがたくさん見つかった。こうやって、こうして、と細かい部分をたくさん指摘したのだが、上手な人は自分のフォームでもうずいぶんと恋できているので初心者以上にフォームを矯正するのが難しい。彼にとってはとっても違和感のあるフォームだったに違いないが、私の注意点を一生懸命な押してくれ、しつこいほど長い間ゆっくりフォームのことだけを意識して漕ぐことで出来るだけ体でその市井を覚えてしまうようにした。というのは頭でわかっても体に覚えさせておかないと、いざというとき、元のフォームに戻ってしまうから。

かなり大げさなレースでの一気漕ぎなどもやってもらい 、リーチ、膝を使った漕ぎ、それから回転数を増やす漕ぎかた、視線の方向、などかなり細かいところまでチェック、その後ブイの回航の練習、これも一人ではなかなかやらないと思うのだがレースではかなり大事な部分。風の強さと板をまわすこの大きさを自分で把握していないとかなり大回りしてしまうのでそれの練習。風もなく穏やかな中でかなり力を入れて漕いでもらったのでけっこう汗だくになっていたが、最後にはビーチでスタート練習も!これは一人では絶対やらないと思うのだが、これこそパドルレースでは一番大事なのだ、と競争相手がいない中で全力で走り、その後全力で3分ほど漕ぎまくる練習をした。このとき板をしっかり両手で持って走らないとボードが風を受けてへんな方向に言ったりして遅れをとる、そんなこともしっかり覚えて帰ってもらった。その時点では月末のパドルグランプリには出る予定ではなかったのだが、そのあと出ることに下みたい、たぶんこのレッスンでモチベーションが上がったのではないかな。
(後日談だが大会では なんとスラロームで優勝、レッスンでやったとおりのスタート、マーキング、そしてこぎっぷりに私は大感激だった)
丸谷かなちゃんとなおきさん
レッスンの間ヨギーのかなちゃんはピンポンヨガのクラスに参加、二人で鎌倉を満喫。

お昼は梵蔵に集合。午後からのレッスンを受ける石渡さんも一緒にスタンドアップ談義に盛り上がった。
(石渡さん、難しい海面だったけど後半はかなり乗れるようになってきた)
さて、午後のレッスンはちょっと南風が入り始めて海面が荒れた状態。石渡さんはまったくの初心者なのでちょっと不安だった。中止にしても良かったのだが、とりあえず陸とれと説明だけして、それからコンディションを見て延期にしたければそうしようということになったけれど、陸トレした時点で、もう海に入りたくて仕方がない。まあぜんぜん乗れなかったら今日のレッスンは無効ということでまたもう一回やればいいさと思っていた。

石渡さんは腰を悪くしてしまい、サーフィンもあまり思うように出来なくなっていたところらしく、スタンドアップならもう少し海に入れるんじゃないかと思って今回トライしてくれたらしい。

まずスタンドアップの板に立つ前から海に入っただけで石渡は本当にうれしそう煮、あーやっぱり海はいいねーとニコニコ顔、腰を痛めてから思うようにサーフィンもできず海からも遠ざかっていたらしい。
最初のうちはぐらぐら揺れるのでなかなか立てずにいたが 少し立つとだんだん立てるようになり、1時間もすると長い間たってこげるようになっていた。初体験でこの海面はかなり難しいはず。でも苦労した分達成感もあり、すごくうれしそうだったし、本当に楽しんでいるのがこっちにも伝わってきた。
最後のほうはさすがに疲れてきていたのだろう、気持ちは前に行くのに、落ちることが多くなってきたのでここで無理すると怪我につながると思って終了。でもたぶん腿はプルプルしていたに違いない。なれている私ですらけっこう足hに力入れてバランス保っていたくらいだから。

完璧なコンディションではなかったけれど強行でやってよかった、サーフィンも上手な方なので海には慣れているし、スタンドアップを始めることでまた海にたくさん入れるようになるだろうという喜びを感じているように思えた。

夜にはすでにメールも来て本気で板を購入したいといろいろインターネットで見ていると聞いて、なんだかうれしくなってしまった。何か新しいことを始めて夢中になるときのわくわくする、眠れないほどの興奮、私も大好きだ。

私達は誰でも歳を取ったり環境が変わっていくうちに、それまでと同じように海に入れなくなったりする中で海に入るためにいろいろ折り合いをつけていく。たとえば体に故障が出てきて、ショートボードに思うように乗れなくなったとする、それでも海には入りたい。ぜんぜんはいらないよりは、何か他の道具を使ってでも波に乗るグライドの感覚を得られるならそれはそれでうれしいし、それでいいのだと思う、どんな形であれ、海とかかわっていけることのありがたみを大事にしていければなあ、と私は思う。

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