2011-07-25

7月24日 Naish International Maliko Race

(汗だくのフィニッシュ、弱い風のレースはつらい!)

(レース直前、真ん中にいるのが優勝したタリア)


さあ、マウイで一番人気のあるレースかもしれないナッシュのマリコレース。
朝早めにビーチに行ってすべての用意をしてからのんびりすごす。ここにハワイ中、いや世界中のパドルのトップクラスの選手たちが集まっている。私はパドルスポーツではかなりの新米なので知らない人も多いけれど、みんなすごいからだ、特に女性たちがすごい。リグスは唯一私より小柄で小さい選手。(でもまだ13歳)15ftのサンセットも攻めちゃうとんでもない子で私のアイドルだ。
レース中途中で簡単に追い抜かされたけれどかなり上位に食い込んでいた。小さくても侮っちゃいけない、お父さんもレジェンドサーファーで現役でがんばってるし、おじいさんもまだモロカイチャネルのカヌーレースに参加しているというすごい一家なのだ。(風よ吹いてくれ、と願をかけている私)
レース前の数週間は大忙しだったケリー、Moore water timeというシャトルサービスのおかげで時間も手間のかなり省ける。その上シャトルのドライブでは世界各地のパドラーと楽しくおしゃべりが出来る。
レースはレイダウンパドルがさいしょにスタート、次が私たち12.6ftクラス。その後3分後とに14ft案リミテッドがスタート。私と一緒のスタートにはコナーやゼインシュワイツアーが出ていた。いつもより風もなくホキパに行き着くまでに息が切れてしまったほど。コナーはそのころにははるか先にいって見えないほど、とにかく膝を使ってうまく波に乗せること、そしてフォームに気をつけることを意識して漕いだ。
板が小さい分なかなかグライドせず不利ではあるけれど、小柄な自分はその分有利なのだと言い聞かせて自分を励ましながら行った。途中から遅れてスタートしたアンリミテッドクラスの選手がどんどん抜かしていくようになった、半分くらい行ったところで、タリガがぐんぐん伸びるスピードで沖を通り過ぎるのが見え、そのすぐ後すぐに、デビンがインサイドから私を抜いていった。ほかにもハーバーの入り口近くでベッカに抜かされたし、ハーバーに入ってから2人もまた抜かされた。それも彼女たちは私とリアとにスタートしているというのに。だからクラス別ではかなり楽に優勝できたけれど、全体的に見たらまだまだ私はひよっこで彼女たちと同じレベルでは戦える気がしない。ともも大健闘、今年はいろんな人に声をかけてもらい、早いとみんながほめていたし目標のトップ10にもうちょっとの11位、クラス別では8だったかな?、日ごろの努力が実ってよかったなあと思う。永松君も靭帯が切れてる人とは思えない順位、でもとにかくこれから手術してしっかりリハビリするしかない。もえちゃんも私といつも同じあたりで競っているのでとってもいい練習相手、あたしはどちらかと言うとグライドが得意(言い方を変えればパドルがなっちゃない)、彼女はパドラーなので基本がしっかり出来ていて体力も精神力も強い。
自分よりうまい人を超えるにはその人たちの練習量の倍自分が練習しないといけないというのが私のセオリーだけれど、今年はデビンやタリアの半分も練習していない、それで追いつけるわけがないのだ。日本にいっていたので仕方ないけど来年こそはもうちょっとまじめにれんしゅうしてどこまでやれるかがんばってみたいな。

結局全体の優勝はわれらがデイブカラマ、やはり彼が勝つとみんなうれしい、なぜだろう、やっぱり人徳かな。そして2位がリビオ、3位がスコットトウルードンと風が弱くてもいつも上位にいる面々が上にいた。すごかったのは24インチの細い14フィートに乗ってるジェレミーリグスが全体でも3位、12.6の短い板でも5位にはいってきたコナーバクスター。この辺はデイブよりもすごい快挙といえるかもしれない。レディースはアンドレアが出ていない今回こそデビンを優勝させたいと大勢が思っていたし、本人も普段はメローだけド、今日は勝つ気でがんばるといってたけど残念ながら3位、2位にはマークされていなかったニュージーランドの女の子(彼女も来週のモロカイチャネルレースに出る)そして優勝が18歳の長身美少女タリア。
先週のモロカイで友達になった子供ジョースイーとアレックスもマリコレースに参加。特別敢闘賞をもらった二人はとーっても誇らしげでかわいかった。でも私たち大人でもめげるほどのこのレース二人がフィニッシュしたのはほんとにすばらしいことだと思う。(恵子ちゃんほか応援に来てくださった方々ありがとう)
今回はずっと会いたかったパタゴニアサーフアンバサダーでもアルジェフデンホルムも来ていて大会に出ていた、ボードがなく、ぎりぎりで古いぼろのレイダウンパドルボードを借りて出たのでいろいろトラぶって思い通りにならなかったようだが、彼は事故で右手を失い義手で去年モロカイをパドルでわたった人でもある。サンタクルーズに住み、スノーボーダーのジェレミージョーンズとも親しいようで、今度一度ゆっくりインタビューさせてもらうことになった。彼らの大変さを考えれば私がスタンドアップでしんどいなんていっていられない、たくさんインスピレーションをもらえた。


速めに切り上げて家に戻り、いろいろ用事やパッキングを済ませる。がんばったという実感はアル。かっておごらず負けて腐らず、結果は結果だけど自分にとって大事なものになり過ぎないように気をつけながら今年の私のパドルレースシーズンは一区切りついた感じ。いろんな人にあえてたくさんの笑顔とパワーに触れて、あー楽しかった!

明日からはまた日本だ!

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