2011-07-24

7月22日 同じ気持ちで動くすばらしい仲間たち

今日もダウンウインドパドル、なんたって今週末シーズン最後(私にとっては)のレースだから一応練習しないと、でもノース側に波が夏にしてはちょっとあったので実はカイトがしたかった!ここのところぜんぜんカイトができていない。
今日もたくさんの人がダウンウインドしていた、ダブルでやっていた人も大勢、ニュージーランド,オーストラリア,タヒチ,フランス、イスラエル、アジアっぽい人たち,など世界中のパドラーが続々と集まっている。シャトルバスの中ではみんなおしゃべりしまくりで楽しい。
今日のランは後半風が強く楽しかったけれど、最後のハーバー内は強い横風でつらかった。ラダーがないボードなので、泣きたくなるほど大変。かなり流されまくった。
ダウンが終わって用事を済ませてあわてて家に戻り、大急ぎで写真の整理、というのは今日はフォージャパンPray for Japan from Mauiの仲間たちで集まり、今後の方向を相談するミーティング兼持ち寄りパーティーでみんなに見せることになっていたのだ。山の上クラのはるか遠くにあるゆきえちゃんとランディーの家はなんか夢みたいなおうち、特別贅沢とかではないのだが家のつくりはとっても風変わりで、でも楽しい感じ、広々としていてシンプル、オープンエアーの渡り廊下のようなもので部屋がどれもつながっている感じの家。そしてその裏にあるなだらかな斜面のお庭も最高、なんだかそこらのボタニカルガーデンよりずっと素敵だし、ゆっくり見て回れるコーズみたいになってすばらしい。こんなところに住んでいたら(それも海からこれだけ遠いし)私だったらなかなか海まで降りてこないだろうな。庭仕事が本当に楽しそう。
(ここからみえるすばらしいサンセットに感動して、ビジター的行動に出ている三人、左からもえちゃん、じゅん君、だいすけ君)
さて、肝心のミーティングは、実際の被災者である福島のじゅん君と大輔君も参加してくれ、とても有意義なものに。彼らも熱くいろいろ語ってくれた。ややもすると自己満足あるいは勘違い支援になってしまう恐れがあるものなので彼らの意見や現地の人たちの要望をできるだけ直接聞けるような、そして彼らが望んでいるようなことができるようにするにはどうしたらいいか、などみんなで考えた。あれだけおいしいご飯が待ってるというのに多分1時間以上ディスカッションしてたんじゃないかな。一人一人の気持ちが3月のころから薄らいでない。そして今でもできることを一生懸命や朗とみんなが思ってるのをすごく感じたし、何かやるというプランに対しても、自主的に「じゃあ、これは私がやりますとかそれはこの人が得意だからやればいいね』とかどんどん役割分担が進んでいく。
今までやってきたことを振り返ったり、これからどんなことができるといいかなどを話し合い、今までのような形でチョコチョコガレージセールなどをやりながら秋に向けて大きなイベントをやろうと言うことになった。これも私はやりたいけど準備が大変だしやるからにはきちっとやらなくてはならないから、と少し躊躇していた。でもみんなが率先していろんなことをやってくれようとする様子を見て本当に心強く感じたし、これならいいものができる、と思うことができた。(会場を提供してくれたのはこのランディーとゆきえちゃん、ランディーはこのバーカウンターを作ってバーのマスターのようにここに陣取ってみんなの相手をしてくれた)
みんなが同じ気持ちでいて、いっしょにがんばろうとすると、小さな小川が合流して大きな力のある河になる、そんな感じでイベントのアイデアもパワーアップ。
というわけで10月にはマウイで大々的にオークション、アート、ミュージック、日本食イベントをやる予定。そしてオークションはその場にいなくてもオンラインで参加できるようなシステムを何人かが調べてセットしてくれるという。オークションにだすものはそれぞれがあらゆるコネを駆使して集め、会場には今日本がどんな幹事なのか、まだまだいろんな支援が必要であることをわかりやすく見てもらえるようなパネルを作り(これも自主的に作ってくれる人たちがいる)アーチストやプロサーファー、そしてメーカーなどに協力をお願いし、オークション以外にも抽選チケットを安く売り、その場でいろんな景品や商品が当たり抽選会も行う。ライブもはいり、それを今のところはKAIというワイレアのハイエンドな日本食レストランで開催させてもらい、そこの日本食のつまみを楽むこともできると言うイベントだ。

今からしっかりみんなで準備して、たくさんの人にかかわってもらいたいと思うし、多くの人が慶ぶようなオークションにしたいと思う。オークションで集めた寄付金の行き先はまだはっきり決めていないが、直接わたせるところということではみんなの意見が一致。金額にもよるけど、せっかく今回福島の被災したサーファーたちとこれだけ親しくなるきっかけがあったわけなので彼らにも相談に乗ってもらっていい形で彼らのかかわるコミュニティーや町の助けになるようなことにも使ってもらえたら嬉しいなと思う。そういうわけでじゅん君た大輔君には、大いに情報を提供してもらい、いろんな提案を送ってもらうという宿題が課せられた。
私もあさってから日本に戻り、また現地で頑張ってる人たちやボランティアの情報を集め、できることを少しずつでもやっていくぞ、とみんなの意欲に触れたことでさらにモチベーションが高まった。

言いたい放題言っても悪く取らないし、気にしない仲間。誰かが困っていればすぐに連絡が回ってきてみんなで何かしようとする仲間、大好きな海もものすごいネットワークで波情報が飛び交い、でも社交辞令やいやいやながら付き合うような表面的なぶぶんがいっさいない。そして何よりお金はなくても心はリッチで熱いハートをもっている。一人でだったら何もできないけど、みんなが頑張ってくれてるから自分も何かできる、という気持ちにさせてくれる。
とくに今回は私は口だけ出しておいて日本に行ってしまいマウイでの準備や仕事ができない、被災者の方々が来ていても忙しくてほとんど一緒にすごせなかったけど、みんなが昔からの仲間のようにいつも誘い合って一緒にすごしていたり、彼らの気持ちや快適さを気にしたりしていた。その上料理上手ばかり持ち寄りはいつも豪華なラインナップで食べ過ぎてしまう。
ほんとにいい仲間が沢山いるんだなあ、と感慨無量。普段面と向かってはいえないけど、
I am so proud of all of you , my dear friends! いつもほんとうにありがとう。



これでしょ、これ、愛で世界は変わる!

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