2010-05-27

5月26日 陽子ちゃん、Dear and Yonder

夜あまり眠れずに4時過ぎに起きてしまった。メールをチェックすると昨日心配していた件で返事が来ていて、誤解だったことがわかった。かなりほっとしたけれど、やはり普段からいい加減なことをしているからそういう誤解が生じるのだ、と大きく反省。そのメールにも「ストレスためないで、しょうがないことは流れに任せればいい、Flow with it, Go surf」とかいてあった。
そう、最も尊敬している人からの言葉はいつも本当に的確で深い。というわけで,、わたしもさっそくGo surf!
家の前がいつもよりずっとすいていて、スタンドアップで出ても近くにサーファーがいない開いたスペースがじゅうぶんにあったのでそこで波待ち。サイズは小さかったけれどそれでも人を気にせず乗れたので楽しめた、それにストレスフルな夜の後だったので水に使ったことで一気に浄化。
8時ごろにはだんだん混んできたのでいやな顔される前に撤退。
気のせいかもしれないけど去年日本にいたときより海がすいている気がする。

最初の打ち合わせの時間までは打ち合わせの準備と今日東京でやるインタビューの準備。
お昼にプロロングボーダーの古市陽子ちゃんが来てくれてすぐ近くの麻心でお昼をしながら写真のセレクト。いい写真が多すぎてセレクトするのが大変だろうと思ったけど、好きな写真の好みがかなりイッチしていたので結構楽だったし、何より素敵な写真を見ながら、これだあれだとやるのは本当に楽しかった。陽子ちゃんも今朝サーフィンしてきていつも以上にきらきら輝いていて、これこそヘルシービューテイーという感じ。きれいな写真がたくさんあって、彼女のいろんな魅力を雑誌で紹介できるのが撮っても楽しみだ。ブロマイドにしたら陽子ファンに高く売れそう!
その後渋谷のパタゴニアオーシャンへ。今晩オーシャンストアで上映されるDear and Yonderという女性サーファーをフィーチャーした映画の監督さんたちのインタビュー。サーフムービーファンだったら(そうじゃなくても)誰でも知ってるトーマス・キャンベル、彼の奥さんテイファニーとその友人アンドレアが共同で、多くの人の協力のもと作り上げた作品でとってもすばらしい仕上がり。私は去年の秋マウイで見たのだが、ロブマチャドのDrifterを見る目的でその前にこの映画をやっていて、早く終わんないかなーなんて思って見始めたものの、ぐいぐい引き込まれていったのを覚えている。とくに最初の部分、レデイースサーフィンの歴史の部分、それからまったくの無名だが、地元ではレジェンド的に尊敬されているビッグウエイブボデイーサーファーのジュデイスのセグメントは特別良かった。ジュデイスのところでは、こんな人がいるのか、というショックにも関した感動、そして彼女の生き方やすべてのことに対するアプローチなど、こうありたいと思う見本になることばかりで、涙なくしては見れないくらいだった。今日のインタビューの途中でもあの場面を思い出して涙が出そうになったくらい。女性ならサーフィンをしていなくてもどこかで共鳴できる部分がある映画だと思う、ぜひ見て欲しいと思う。

世界中にはいろんな女性がいて、いろんな生活をしながらいろんな人生を送っている、そしていろんなスタイルのサーフィンがあって。いろんな方法で海やサーフィンと付き合っている、この映画に出てくる人たちはその中でもサーフィンに密接に付き合い、めちゃくちゃうまい、特別なたちではあるけれど、どんな人間であってもいい、どんな人生でもいい、どんな形でサーフィンと向かい合うこともありなんだ、いろんなやり方があってそれがどれもすばらしい!自分なりのやり方、自分なりのサーフィン、自分なりの人生、それがすばらしいのだと実感させてくれるフィールグッドムービー。絶対元気をもらえるはず。

監督の二人は一見細くて華奢で女らしい感じだけれど話していたらどちらもバックグラウンドはスケートボード。スケートシーンは私も仲良しのキャラベスを通してある程度見てきたが、ほんとにあれほどハードなスポーツはない、いくらやってもうまくならないし、怪我は大怪我をする。女の子もほとんどいなくテキャラベスも昔はメンズに混じってコンテストに出ていたほど。そんなハードコアで女性が本当にマイノリテイーだったシーンで成長した二人だからこそ、女性の勇気、女性のチャレンジ、女性一人一人の魅力を高く評価するような映画が作れるのではないかな。
なんかこんなに書いちゃうと雑誌での記事のねたがなくなっちゃうのでやめておこう、掲載は次号のサーファーガールズ、映画のなかのシーンのすばらしいライディイングショットやアーティステイックな写真も含めていい記事になると思うのでぜひチェックしてもらいたいな、と思う。
ちなみに陽子ちゃんの写真も同じサーファーガールズでマウイ特集記事。がんばって書かなくちゃ。

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