2010-02-07

2月6日 SUP三昧

朝5時 風をチェックすると南からの3ノット、そして夜じゅうオフショアだったのでいい波なのは確実、今日はがんばって早起きして海に行く価値がある、なんといっても17秒間隔の7フィートというブイで、土曜日だから混むことも必至。明るくなったころ家を出発した。
フキパはあまり大きく見えなかったが、3人サーファーがチャネルにいただけだったのでもしかしたらセット間が長いのかな、と思いながらドライブしていたが、レインズにかなり大きなセットが近づいているのが見えた。これならカナハも十分だろう。
カナハが混むのは確実だったのでアウターリーフも頭の中に候補をして上がってきた。丁度知り合いもでるところだったので波をチェックしてとりあえず出て行き、もし自分には大きすぎたら帰ってきてカナハに行けばいいや、と決めて出た。ただ月曜日にボードをぶつけられ米ボードはまだ修理中、8’0の短いボードを借りて乗っているのでそこが不安材料だった。とにかくちょっとでも海面が荒れると立っているのも一苦労、波に乗るときもぎりぎりのテイクオフをしなくてはならない。小さな波ならめちゃくちゃ調子よく乗れるがアウターリーフの波ではちゃんと乗れるのかかなり心配だった。心配する気持ちが反映してかカレントの流れでばたばたしている海面は波が来ないところでも足がふらつき、アウトに出たころにはもう足がガクガクするほど疲れていた。
サイズ自体はそう大きくはなく、(たまに来るセット以外は)以前に入ったときの方が大きいようにも思えたが何しろボードがふらふらするしぎりぎりのところにいるのが恐いのでついショルダーから乗ろうとしてしまい、乗れない。最初の30分ほどは一本も乗れず、一本もうちょっとで乗れるというセットの波もピークからばっちり巻かれながらビキニボトムが脱げてどっかにいってしまいそうになったのでパドルを捨ててボトムがなくならないようにつかんだ。その後もうあきらめてカナハに行って乗ろうかと思ったほどだった。そこに師匠のディランがやってきて、わたしに「ボードが短いからもっと奥にいなくちゃ取れない、こっちに来い」と腰が弾け照る私を無理やり奥まで一緒に連れて行き、ピークからテイクオフさせようとした。セットが来ると自然とチャンネルめがけて板を漕いでしまう私をショルダー側でブロックし、「一本いい波に乗れば楽しくてもっと乗りたくなるから」といい聞かすデイラン。師匠のいうことを聞かないわけには行かないので巻かれたらやだなーと思いながら必至に漕ぐがやはり短いボードでバランスが上手く取れないし、テイクオフが難しい。ぎりぎりで乗れそうなのに最後の一漕ぎが足りない。サーファーのお兄ちゃんたちまで「いいなみだぞ、これだ!がんばれー」といい波を譲ってくれそうになるのでさらにプレッシャーになってきて、もう巻かれてもいいからとにかく乗らないと、無我夢中で漕いで何とか3,4本波に乗った。何とかテイクオフしてからも普段乗ってるボードよりいまいち安定しない。小さい波ではあんなに調子良かったのに、ほんとに波によって全然同じボードでもパフォーマンスが変わるものだ。

その後いったん食べるものを買いに行き、今度はカナハへ。マウイデイズのあやちゃん、かなちゃんが二人でいいところに陣取っていた。
さすがにアウターリーフの後なので気は楽だったが今度はちょっとオンショアがはいり始めてセットが来るといっぺんにどどーんと割れてしまう。朝は良かったらしいが激混みで、75人くらいいたらしい。だったらやっぱり私の選択は正解だったのかも、何しろ6人だけだったから。後半はオンショアでかい面が荒れているうえに朝からミニボードの上でバランスとるのに足の筋肉が突っ張るほど疲れていたので結構沈が多かった。とにかく足が疲れた一日だった。かなり謙虚にさせられたけどいろいろ学んだことは多かった。特に新しいボードをどんなものにしようか考えているところなので非常に参考になった。

ちなみにうちのアンドリューは私に借りていたジミールイスのロングボードを真っ二つに折ってしまい、勇気を振り絞って私そのことを告白するときの彼は私が巨大セットを前にしたときよりもびびっていたにちがいない。家に帰ってきてもなんだか落ち着かない様子で一生懸命ポーチを箒で掃いたり、お皿を洗ったりと普段じゃ絶対しないことをするので怒るに怒れない。ま、誰にでも怒ることではあるし、これで少しは慎重になるかもしらない。
海に入るたびに何かしら学ぶことはあるけれど、今日の彼の授業料はかなり高いものになった。
オアフ島では今日サンセットビーチでスタンドアップワールドツアーのトライアルが行われた。マウイの15才、スレイタートラウトがトライアル優勝、そして元プロサーファーのアー論ナポレオンの息子12歳のリグズもメインィベントへの切符を手に入れた。それにしてもすごい、12歳で10フィートのサンセットをチャージするのだから。若い者は軟弱だ、なんて絶対口が裂けてもいえない。私なんて10フィートのサンセットなんて想像も出来ない。4フィートのピアワンでヒーコラいってるんだから。

No comments:

Post a Comment